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 新型コロナの泥沼が2年半近く続いていますね。
 行政の指示に忠実に従って居りましたが、ついに!お蔵様を訪問して参りました。
 何と、今回は、高知の西岡酒造。久礼のお蔵です。ずーっと伺いたかったお蔵でした。コロナの面倒の真っ最中で、直撃訪問にもかかわらず、とっても温かく迎えて下さいました。ありがとうございました!

 有限会社西岡酒造さんは、創業240年という歴史のあるお蔵で、中土佐町の久礼にあります。昔は久礼村と呼ばれていた場所で、明治時代には旭川の屯田兵村設立にも資した方々の土地です。現在の蔵元は9代目の西岡大介さん、純平という銘柄を大切にしつつ、主力の久礼を伸ばし育てて頑張っていらっしゃいます。
 蔵は、今年で3年目となる杜氏の島村浩史さんを中心とした3人の常勤の蔵人さんと、随時手伝ってくださる仲間の皆さんで造りを行っていますが、酒米そのものも蔵人の皆さんで作っているそうです。コロナの影響などで、現在は400石程度とのことですが、醸したお酒は珠玉の銘酒ばかり、と言っても過言ではありません。生意気に10銘柄を試させて頂きました。驚くことに、どれも旨いです!しかも、大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、純米、本醸造等の違い、あるいは、生と火入れ、原酒や無濾過の違いが、それぞれはっきりと、しかも、上下の差ではなくて様々な料理に合わせ得る、風味の多彩な変化として感じられる素晴らしいお酒ばかりでした。これまで拙店では、生と火入れの純米吟醸、それに、辛口の純米だけしかご提供しておりませんでしたので、この味の幅を皆様にお伝え出来ておりませんでした。そもそも知りませんでしたから!全部は難しいですが、機会を見て比較できるような仕入れをしてみたい、と思いました。
 コロナの中、大感謝です。本当にありがとうございました!
      

                                  

            お蔵の玄関で西岡社長と

         

          島村浩司杜氏 詳しい説明を頂戴しながらお蔵を案内していただきました

      

         江戸時代からの建物 地震も乗り越えて今に至っているとのこと

         

                小ぶりな仕込みタンクで丁寧に醸す

      

               整列した銘酒たちです! 宝の山!!

              

     玄関内の展示を背景に、西岡社長と  創業当時の器具も展示してありました

                   

 何と、「天明」という銘柄は、以前は、天明年間に創業した西岡酒造が登録していたそうです
                  鈴木さんに教えてあげなきゃ!

 

   

    

西岡酒造 蔵見学 2022.6.8