陰部のかゆみ

多くの場合は、膣内に真菌(かびの仲間)や細菌が増殖して炎症が生じている場合にかゆみを感じます。膣内の分泌物を採取して、顕微鏡で調べたり培養という検査に提出したりして原因を確定し、それを抑える薬を投与することで症状は改善します。

原因としてはカンジダという真菌や大腸菌などが多く、もともと膣内に存在している微生物ですが、それを抑え込む「善玉の菌」が減少したときに炎症が生じます。

高齢者では、卵巣ホルモンの低下より生じる老人性膣炎でかゆみを感じる場合があり、ホルモン剤が役立つこともあります。